卵子凍結
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卵子凍結とは
卵子凍結とは、若いうちに質の良い卵子を凍結保存しておき、妊娠する力を保ちながら、将来の妊娠・出産に備えるための選択肢です。
なんで凍結保存をしたら将来の備えになるの?
実は卵子というものは、年齢とともに数が減っていき、老化していくため、凍結保存をすることで少しでも若く妊娠しやすい卵子を残しておくことが可能だからです。
個人差はありますが、精子と異なり卵子の数は女性が誕生してから増えることがありません。誕生時に約200万個ほどあった卵子は思春期に20~30万個、閉経時には0に近づきます。
さらに女性の年齢とともに卵子も老化をしていき、老化した卵子は若い卵子に比べて妊娠しづらくなっていきます。
卵子凍結のプロセス
STEP1 月経前:事前検査
- AMH検査で卵巣の状況を確認します。
- 感染症(HIV, B型肝炎, C型肝炎, 梅毒など)確認します。
STEP2 月経2~3日目頃:排卵誘発開始
- 採血検査、エコー検査を行い、その周期に採卵を行うか判断します。
- 生理から内服薬と注射により排卵誘発を行います。排卵誘発は生理開始から排卵日までで平均3〜5回程度です。注射は1周期につき3〜6回程度行い複数の卵子を採卵します。ある程度の卵子が必要なため検査を行い効果的な誘発方法を選択します。
STEP3 月経10~11日目頃:採卵決定切替
- 注射・点鼻薬を用いて、卵子を成熟卵に切り替えます。
※クリニックによっては、点鼻薬のみの可能性があります。
STEP4 月経13~14日目頃:採卵(凍結)
- 経腟超音波を用いて卵巣の位置を確認しながら細い針を腟壁から腹腔内に通して卵胞を穿刺し、卵胞中にある卵子を回収します。
- 採卵から3~5日後に凍結できる卵子を選別し、凍結方法という方法で凍結保存します。
卵子凍結保管について
体外受精や顕微授精で得られた卵子は、必要に応じて凍結保存が可能です。当院では、液体窒素を用いた「ガラス化法」で胚を凍結しています。
未受精卵の凍結保存に際し1本の容器に最大で3個までの卵子の保存が可能です。例えば採卵数が9個の場合容器は3本程度になります。
AMHやAFが高い方は、一度の採卵で多くの卵子を確保し、良好胚を凍結しておくことをお勧めします。妊娠・出産中は採卵できないため、若いうちに多く残すことが将来の妊娠にも有利です。
卵子凍結について知っておくべきこと
- 卵子凍結は医療行為であるので(他の医療行為と同様)リスクがゼロになることはありません。
- 以前よりも安くなったとは言え一定の費用を要します。
また、1回の採卵で採れる卵の個数は人により差があります。 - 妊娠・出産には様々の要因(子宮側の問題、不育症、男性側の問題)があるため卵子凍結は将来の妊娠、出産を必ず補償するものではありません。
卵子凍結のQ&A
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