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院長コラム

静脈麻酔のリスクと、局所麻酔で安全に採卵を行うために

INDEX 目次

静脈麻酔は必要なのか?

不妊治療で行われる採卵。一般的には「眠っている間に採卵する静脈麻酔」がイメージされやすいですが、実は局所麻酔でも安全かつ効率的に採卵が可能です。当院では開院以来13年間、ほとんどの方に局所麻酔で採卵を行っています。そもそも、静脈麻酔は必要なのでしょうか?

静脈麻酔

静脈麻酔は、麻酔薬(プロポフォール)を点滴で投与して意識をなくす方法です。

メリット

  • 痛みを感じず採卵できる

デメリット

  • 一時的に呼吸が止まることがあるため、慎重な管理が必要
  • 合併症がある方には使えない
  • 治療後の滞在時間が長くなる
  • 副作用の可能性がある

当院では、医師と看護師が痛みを最小限にする工夫を行うことで、静脈麻酔を使わなくても安全に採卵が可能です。

局所麻酔

採卵する部分だけを麻酔して行う方法です。

メリット

  • 費用が安い
  • 医師が安心して多数の卵胞を採卵できる
  • 採卵中に医師とコミュニケーションがとれる
  • 体位を変えられるので、深い場所の卵胞も採卵可能
  • 痛みがあっても動かずにいられるため、小さな卵胞や血管近くの卵胞も安全に採卵できる    ※実は、静脈麻酔をしても採卵中に動く方は多くいます。眠っていても痛みを感じると反応して動くことがあるため、局所麻酔で十分に対応可能です。
  • 短時間で帰宅可能
  • 麻酔トラブル(呼吸停止・アレルギーなど)のリスクなし
  • 午後の予定や仕事に影響が少ない

デメリット

  • 緊張や不安が残る場合がある                               ※採卵中に意識があるため、緊張や不安を感じやすい方にはストレスになることがあります。静脈麻酔は意識がないため、不安や恐怖を感じずに済みます。
  • 一部の患者さんには不向き。                               ※極端に痛みに敏感な方、強い不安やトラウマがある方には局所麻酔だけでは辛い場合があります。

静脈麻酔の最大のメリットは「意識がなくなること」それ以外の利点は少なく、採卵効率や安全性が必ずしも高くなるわけではありません

重要なのは「より多くの卵子を安全に採ること」です。意識がなくても動いて採卵が難しくなったり、副作用で午後の予定が潰れたりすることもあります。

実際の体験から

当院で局所麻酔と静脈麻酔の両方を経験された方に「次はどちらを選びますか?」と聞くと、多くの方が「局所麻酔で大丈夫」と答えます。

理由は:「我慢できるし、眠る必要はない」

     「局所麻酔の方が早く帰れて、体への負担も少ない」

安全で快適な局所麻酔のために

  • 医師が痛みを最小限にする努力をする

  • 看護師がしっかりケアを行う

  • 採卵針や麻酔方法も日々改良する

この3点がそろえば、ほとんどの方は局所麻酔で安全に採卵できます。

もちろん静脈麻酔も選べます

  • 不安が強い方

  • トラウマがある方

  • 体質的にどうしても局所麻酔が辛い方

こうした方には、希望に応じて静脈麻酔を行っています。「怖いのに局所麻酔で我慢しなさい」ということはありません。

まとめ

採卵で最も大切なのは「安全に、より多くの卵子を採ること」です。

  • 局所麻酔でも工夫次第で十分に安全

  • 静脈麻酔は副作用や滞在時間などの負担がある

  • 不安や希望に応じて麻酔方法を選べる

安心して局所麻酔での採卵を受けていただける環境を整えていることが、当院の強みです。

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