治療の工夫ーひとりひとりに合わせた個別対応
当院が目指す治療は、一人一人に合わせた個別対応です。
必要な薬剤を、必要な量だけ。
その都度、検査結果や反応を確認しながら細かく調整していきます。
「〇〇法」という名前に惑わされない
「前医でアンタゴニスト法を行いましたが結果が出ませんでした」
このようにおっしゃる方は少なくありません。
しかし、同じ“アンタゴニスト法”という名称であっても、
その中身は施設によって大きく異なります。
・使用する薬剤の種類
・投与量
・開始や切り替えのタイミング
・ホルモン値に対する反応の見方
これらが少し違うだけで、結果は大きく変わります。
当院のアンタゴニスト法は、名前は同じでも内容は全く別物と言ってもよい場合があります。
なぜ結果が出ないのかを見極める
前医での治療経過や、これまでの採卵・受精・培養の結果を丁寧に確認し、
「なぜ結果につながらなかったのか」を分析します。
単に「卵子の質が悪い」と結論づけるのは簡単です。
しかし、それでは次に進めません。
刺激方法が合っていないのか。
採卵のタイミングがずれているのか。
受精方法が適切でなかったのか。
培養環境が影響しているのか。
その方のデータを読み解き、原因を探ります。
治療は薬だけではない
個別化は、薬剤調整だけにとどまりません。
・採卵時の細かな設定
・受精方法の選択
・培養液の種類
・培養庫の環境
これらも経過を見ながら柔軟に変更します。
まずは当院として最良と考える治療法・培養システムで臨みます。
しかし、それが万人に通用する万能の方法ではないことも、私たちは理解しています。
特に高齢の方や卵巣機能が低下している方にとっては、
その“わずかな差”が致命的になり得ます。
その違いを見抜き、調整することこそが専門家の役割です。
医療側が変わり続ける
「当院の方法が最善です。合わないのは卵子の質の問題です」
「結果が出ないなら転院を考えてください」
もしそのような姿勢があるとすれば、それは驕りであり誤りだと考えます。
本当に問うべきは、
治療法をその方に合わせきれているのか。
医師の判断や培養技術に改善の余地はないのか。
医療側が常に自らを見直さなければ、技術の進歩はありません。
そして、結果が出にくい方を妊娠へ導くこともできなくなります。
私たちが目指すのは、
「この方法でだめなら仕方ない」ではなく、
「この方に合う方法は何か」を探し続ける医療。
一人一人の違いに向き合い続けること。
それが、専門施設としての責任だと考えています。
可能性がございます。
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