環境が変わっても、私たちが生殖医療を続ける理由|東京駅前への移転と患者様への想い
はじめに
開院して15年。生殖医療を取り巻く環境は大きく変わりました。
不妊治療の公的保険適用、少子化に伴う人口減少、そして医療における様々なリスクの増大など、以前にも増して不確実な要素が増えています。経営的な観点だけを見れば、これからの生殖医療は決して容易な分野ではないのかもしれません。
それでも私は、まだ自分たちにやるべきことがあると強く感じています。
難治性・40代の不妊治療に向き合う
今もなお、なかなか結果が出ずにお困りの患者様がたくさんいらっしゃいます。
特に40代での不妊治療に取り組まれている方、何度胚移植を重ねても結果が出ない方、そして他院で長期間治療を続けている方にとって、「時間」は何よりも貴重で大切な価値を持っています。
そのような深刻な悩みを抱える方々に対して、医療者として何ができるのかを本気で考えること。それこそが、私たち生殖医療に携わる者の真の役割です。
「良い医療」を提供するだけでは届かない
もちろん、妥協のない医療を提供するだけでは十分とは言えません。
医療の質を高めるのと同時に、Webサイト(ホームページ)や広告を通じた適切な情報発信、安心できる施設環境、通いやすいアクセスや診療時間の設定など、あらゆる面で患者様に寄り添う体制が必要です。
どれほど優れた医療を提供していても、情報を求めている方に知っていただき、クリニックへ足を運んでいただけなければ、その価値を届けることはできません。「質の高い医療を行うこと」と「その良さを必要としている人に届けること」は、双方を真剣に取り組むべき課題です。
アクセス性の向上:東京駅前への移転を決意した理由
必要な医療へスムーズに通える環境を整えることも、治療の一環として極めて重要です。
今回、私たちが東京都中央区の東京駅前へクリニックを移転することを決めた背景には、この「アクセス性の改善」があります。
都内から通われる方はもちろん、地方から新幹線や飛行機などを利用して遠方より来院される患者様も少なくありません。不妊治療は通院回数が多く、移動そのものが体力的・精神的に大きな負担となります。だからこそ、少しでもアクセスしやすい場所で、質の高い治療を受けられる環境を提供したいと考えました。
医療の本質:一人ひとりに真摯に向き合う
医療の質を高め、正しく伝え、通いやすくする。その全てが大切ですが、最終的に最も問われるのは「医療の中身」そのものです。
- なぜ、これまで結果が出なかったのか
- 次に選ぶべき最適なアプローチは何か
- 患者様お一人おひとりにとって、一番良い治療法はどれか
疑問に対して徹底的に考え抜き、目の前の患者様と真っ直ぐに向き合うこと。それこそが医療者として最も重要な姿勢だと信じています。
おわりに:これからも「希望」を支えるクリニックへ
生殖医療は決して簡単な道ではなく、背負う責任やリスクも非常に大きい分野です。
しかし、結果が出ずに困っている患者様がいる限り、私たちにできることはまだまだたくさんあります。
一人でも多くの方の「赤ちゃんを授かりたい」という希望を叶えたい。
そして治療を終えて振り返ったとき、「やれるだけのことは全てやった」「両角レディースクリニックで治療して本当に良かった」と心から納得していただける医療を提供し続けます。
開院15年目を迎え、私たちはこれからも患者様とともに歩んでまいります。
可能性がございます。
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