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培養士ブログ

胚の培養ってどのように行われるの?

INDEX 目次

こんにちは、培養室です🌸


さっそくですが皆様は、体外受精における胚の培養はどのように行うかイメージはつきますでしょうか?

私は胚培養士という職業に就くまでは、卵子と精子を体の外に取り出して…その後はどこでどうするのか…そもそも卵子や精子、胚はどこに置いているのだろう…というように全く想像できませんでした。


今回からの更新では、配偶子(=卵子および精子のことをいいます)や胚が体外受精中にどこにいるのかを紹介していきます。

今回は卵子の居場所を紹介いたします。



【採取方法】採卵
卵巣内の卵胞液を回収し、その中から卵子を採取します。
 (参考 https://www.morozumi-lc.com/service/ivf )

①手術室で卵巣内の卵胞に針を刺し、卵胞内にある液体をスピッツ管に回収します。

 上の図では卵胞液を黄色で表していますが、無色や赤色や茶色など様々な色があり、その濃淡も卵胞液によって異なることがあります。

②卵胞液の入ったスピッツを培養室に運び入れて空のディッシュに卵胞液を広げます。

 直径10cmのディッシュに広げることで、卵胞液全体が見やすくなります。

③培養士が卵子を捜索します。

④顆粒膜細胞を手掛かりに、卵子を捜索します。

 卵胞内で、卵子の周りには顆粒膜細胞が付いています。卵胞内の卵胞液を吸引すると、顆粒膜細胞と卵子がセットでスピッツ管に回収されます。ご存じの通り、卵子はかなり小さいので、卵子よりも目立つ顆粒膜細胞を手掛かりに卵子を探します。

⑤卵子が見つかったら、事前に培養液を用意したディッシュに移します。

 顆粒膜細胞内に卵子のようなものを見つけたら、拡大して卵子かどうか確認します。卵子であれば、事前に用意した培養液(上図⑤ピンク色の部分)に移します。

⑥卵子の入ったディッシュを培養庫で保管します。

 培養庫内は卵子に適した環境に設定しています。



お腹の中で育った卵子はこのように回収され、受精操作を行うまで培養庫で保管されています。

次回は精子の居場所について解説する予定です。


以上、培養室でした🍃


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培養士さん

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