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培養士ブログ

男性の肥満と妊娠②

INDEX 目次

こんにちは、培養室です🐟 
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、前回掲載したレビュー論文の後半部分「肥満に対する減量介入について」をご紹介します。


ライフスタイルの改善

  • 食事
    飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食事は、精子形成を阻害する可能性があります。

  • カロリー制限
    肥満の男性が栄養をしっかり摂取しながらカロリーを控えることで、代謝が整い、精子の質の向上につながる可能性があります。

  • 地中海式ダイエット
    糖質や加工食品が中心の食事と比べて、果物、野菜、オリーブオイル、全粒穀物、魚をたっぷり使った「地中海式ダイエット」は、抗酸化作用により精子の質の向上が期待できます。

  • ベジタリアン食
    植物性食品中心の食事は、酸化ストレスを減らし、精子の運動性を高める可能性があります。一方、植物性エストロゲンや環境因子の影響で精子の濃度が下がるという報告やベジタリアンとそうでない人での精子の質に有意な差はないという報告もされており、現時点では結論は出ていません。

  • 運動
    定期的な運動は、精子の質を改善し、体重管理にも役立ちます。特に中強度の持続的な運動が効果的とされています。
    ※中強度の運動:週150〜200分(1日約15分~30分)のウォーキングや筋トレ、有酸素運動とされています

肥満治療

  • 肥満外科手術
    肥満外科手術は、精子の質を整える効果が期待されており、体外受精の成績や勃起機能の改善が報告されています。
    ただし、術後に精子の数が減ることもあり、まれに無精子症になる可能性も報告されています。

  • GLP-1受容体作動薬
    2型糖尿病の薬であるGLP-1受容体作動薬は、体重を減らしながら代謝やホルモンバランスを整えることで、精子の質を改善する可能性があります。一方で精液パラメータが低下するという報告もあり、副作用や個人差に注意が必要とされています。

まとめ

論文では食事・運動・治療による減量によってホルモンや代謝が整い、妊孕性が高まる可能性が示されています。

ただし、減量そのものが有効なのか、あるいは特定の方法が効果的なのかは明らかではなく、より詳細な研究と一人ひとりに合わせたケアの重要性が指摘されています。

最後に

妊娠に向けた体づくりは、女性だけでなく男性の生活習慣も大切です。栄養バランスのとれた食事や適度な運動をご夫婦で一緒に意識して取り入れていくことが、妊娠への一歩につながるかもしれません。


気になることやご不安な点がありましたら、いつでもスタッフまでお声がけください😊


この記事を書いた人

培養士さん

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