LINEで初診予約
院長コラム

増えている「二人目不妊」―その背景にあるもの

INDEX 目次

「二人目不妊」という言葉を耳にする機会が、この数年でかなり増えてきました。
一人目は自然に妊娠して出産できたのに、その後なかなか妊娠しない――。こうした相談は、私たちの外来でも決して珍しいものではありません。

実は二人目不妊は、決して特別なことではありません。現在では、不妊相談の中でもかなりの割合を占めています。

一方で、少し前まではこの言葉自体があまり知られていませんでした。そのため「昔は二人目不妊は少なかったのではないか」と感じる方も多いかもしれません。

結論から言えば、二人目不妊は確かに以前より増えています。ただし、昔は全く存在しなかったわけではなく、社会の変化によって目立つようになったという側面もあります。

出産年齢の上昇

最も大きな理由の一つが、出産年齢の変化です。

現在、日本では第一子を出産する平均年齢は30歳を超えています。以前は20代で出産することが一般的でした。そのため、二人目を考える時の年齢も自然と若かったのです。

女性の卵子の数や質は、年齢とともに徐々に低下していきます。
一人目を出産した時点で30歳を超えている場合、二人目を考える頃にはさらに年齢が上がっているため、妊娠しにくくなることがあります。

出産間隔の変化

もう一つの要因として、出産間隔が長くなっていることが挙げられます。

以前は、兄弟の年齢差が2〜3歳程度の家庭が多く、比較的短い間隔で二人目を出産することが一般的でした。
現在は仕事や育児環境の影響もあり、二人目を考えるまでに数年かかるケースも珍しくありません。その間に年齢要因が進んでしまうことがあります。

出産後の体の変化

出産に伴う体の変化が影響する場合もあります。

たとえば、帝王切開の影響や出産後の子宮内膜の炎症、骨盤内の癒着などが原因で、二人目の妊娠が難しくなることがあります。

男性側の要因

見落とされがちですが、男性側の要因も関係することがあります。

一人目の妊娠時には問題がなくても、男性の年齢の上昇や生活習慣の変化によって精子の状態が変わることもあります。

現代の生活環境の影響

さらに、現代の生活環境も無視できません。

仕事のストレス、睡眠不足、肥満、喫煙、環境要因などは、卵子や精子の質に影響すると考えられています。こうした背景も、二人目不妊が増えている一因かもしれません。

「見えるようになった不妊」

もう一つ重要な点があります。それは、以前は「二人目不妊」という概念自体があまりなかったということです。

昔は「一人お子さんがいれば十分」と考えられることも多く、医療機関に相談する文化もあまりありませんでした。
しかし現在は、不妊治療が広く知られるようになり、「二人目もほしい」と考えたときに医療に相談できる環境が整っています。

その結果、二人目不妊という問題が統計として見えるようになってきたとも言えるでしょう。

一人で悩まないことが大切

一人目を自然に妊娠できたからといって、必ずしも二人目も同じように妊娠できるとは限りません。

もし二人目を希望していて、なかなか妊娠しない場合には、早めに医療機関へ相談することが大切です。原因が見つかれば、適切な治療や対策によって妊娠につながるケースも少なくありません。

二人目不妊は決して珍しいことではありません。多くのご夫婦が同じ悩みを抱えています。
大切なのは、一人で悩まず、早めに相談することです。

詳しくは、こちらの動画でも解説しています。
https://www.morozumi-lc.com/seminar/webinar_50

背景画像 背景画像
当日予約もお取りできる
可能性がございます。
03-5159-1101
 当日枠 月~金 14:00/土曜 12:00/祝日 10:00
お電話受付終了時間 月~金 18:30/土曜 17:30/祝日 13:30